夏休みの学習の進め方
来週から夏休みがスタートしますが、ここ一週間は「体験学習」に来る生徒が増え、今日は朝から体験を含め沢山の生徒が机に向かっていました!
学校では既に『夏休みの課題』が渡されていて、このところの猛暑と相まって学習する様子は「もう夏休み始まった!?」と思えるような雰囲気です!
今日は期末テストの結果でも良い知らせがありました。1・2年生の塾生がそれぞれ60番台⇒30番台へとジャンプアップ!目標の400点台も達成し、喜ぶ生徒の顔にこちらのテンションの上がった一日となりました!
<夏休みの学習の進め方>
今の時期はこのような題名の記事を目にすることが多いと思います。よくある例を挙げると
①規則正しい生活(早寝早起き)を心がける
②宿題はためないで、毎日コンスタントに片付ける
④早朝など涼しいうちに学習を行う
⑤「やるときはやり、遊ぶときは遊ぶ」等メリハリをつける
⑥「〇月×日までに××ページまでやる」等計画的に
⑦家事など家のお手伝いを行う
⑧ジョギングや筋トレ、ストレッチ等、運動を心がける
⑨夏休み前に親子で「〇〇は禁止」「××は△時まで」等、生活のルールを決めておく
というような内容が多く見受けられます。
一見、どれも「当たり前の内容」で目新しくない内容ですが、重要と思われるものもありますので、参考にはなると思います。
今回の投稿では、こうした「心構え」とは違った角度、具体的に「何の教材をどのように進めたら良いか?」について書きたいと思います。
<キッカケは生徒からの相談でした>
数日前、中3の生徒からこのような相談を受けました。
「進研ゼミから大量の教材が送られてきて、学校の宿題も(大量に)ある中で、どうしたらいいか悩んでいる」という内容です。
当然、塾の教材もあります。生徒としては「受験に向けて頑張りたい」という気持ちがある一方で、あまりの量にざっと計算しただけでも間に合わないと分かり、悩んでいたのです。
私からは2年前に受験生だった卒業生の話をしました。
その生徒は、3年生の1学期は定期テストでは学年トップだったものの、まだ模擬試験ではトップが取れていませんでした。
夏休みの前には「8月上旬には学校の宿題を終わらせて、後半は塾の教材で弱点補強を」とアドバイスをしていました。このアドバイスは当塾では全学年・全生徒に行っており、特別なものではありません。当然、今夏も塾生には同じアドバイスを行っています。
学校によって異なりますが、3年生は7日間ほど「夏季休業中の授業日」として午前中に学校で授業を受けます。午後にはその授業の宿題等にも追われることになります。
その後(出校日ではない日に)、塾で毎日3~4時間学校の宿題を行いましたが、学校の宿題は遅々として終わらず、結局、学校の宿題を終えたのは、始業式を2日後に控えた日の夕方でした。
期待していた分だけ少しがっかりしたものの、「どうせなら、夏休みは学校の宿題だけにしてしまいましょう!」と、他の問題は一切やらせませんでした。確か、残り2日は絵や自由研究などをやっていたように思います。
「学年トップを狙う子に学校の宿題しかやらせなかった」という、塾としては、ある意味「壮大な実験」となってしまった訳です。しかし、意外や意外、何と10月の模擬試験で初の学年トップに輝くとは、その時は夢にも思いませんでした。
〈青森でベストな学習計画は?〉
「結論としては...」と以下のような方針を伝えました。
①学校の宿題を中心に夏休みの学習を行う
②そこで出た弱点を補う『副教材』として「チャレンジ」や「塾の教材」を使う。(最悪、学校の宿題以外一切できない(手を付けられない)という事態になってもそれでいい)
アドバイスは「シンプル・イズ・ベスト」。明確でシンプルなアドバイスが有効です。そして、その根拠もしっかりと伝え、途中で迷いが生じないように納得させる必要があります。
そういう意味では、定期テスト、模試、入試本番で学年トップを達成したY.Oさんの存在は本当に有難い限りです。千葉では数知れず学年トップ、偏差値大幅アップを達成した私ですが、青森で、今の体制で結果を出すことで「本当の説得力」を生み出すことが出来たからです。
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