夏期講習まとめ②
昨日、塾に通っている生徒から
「夏休み明けの模擬試験の結果が良くなかった友達から私が通ってる塾のことを聞かれた。」
という報告を受けました。
最近、急にやる気を出し日に日に成長している同級生のことが、気になったのかもしれません。
その友達は、塾とチャレンジを併用しているとのこと。
親としても「塾に行かせてその上チャレンジまでやっているのだから、成績は上がって当然」と思うのは無理もありません。
いったいどこが問題だったのでしょうか?
↓中3の夏休みの宿題は意外に手強い
(解き終わった後には個別に長文の全訳&全解説→これで模試に向けての実践力がついた!)
前回の「夏期講習まとめ」で書いたように、中3生は夏休み、学校の宿題をやるので手一杯の状態でした。
「(塾の夏期講習+塾の宿題)+チャレンジ+学校の宿題」からするとかなり物足りない内容ですね。単純に比べれば1/3です。
しかし、結果は学校の宿題をやっただけの子の方が成績が上がるという不思議な結果に。
①まずは一冊を完璧にマスターする
教材は量より質(やり方)です!
中3の今の時期はあせって色々な教材に手を付けがち。でも、そういう生徒の教材を見てみると同じような間違いをしていて、苦手の克服につながっていないことが分かります。
②間違え直しが大切!
夏休みの宿題も、間違えた箇所を『一人勉強ノート』に直したり、それを5回ずつ声に出して読んだりした結果、苦手克服にかなりの効果がありました!
理科・社会は間違えた問題と答えを『1人勉強ノート』に書き写します。よく理解できない問題は質問させたり、教科書を読ませたりして理解を深めました。
↓社会の間違い直しの例
③丸暗記もまず理解すること!
数学はなんといっても『解き直し』
まずは”テキストの間違えた問題の正解を赤ペンで書き写す”のですが、計算も証明も関数も、よく読んで理解してから一気に書き写すようにしてもらいました。
→正解を移すときに何度も見てしまうと、結局覚えられずに終わってしまいます。英文なども、その場で声に出して何度も読むなどして気に書けるようにしましょう!
→塾ではこの段階で、間違えた理由を聞いたりして理解の度合いをチェックし、不明瞭なところは解説してしっかり''理解”させます!
その上で『一人勉強ノート』に問題の解き直しを行います。
↓学校から毎日1ページのノルマが課せられている『一人勉強ノート』へ間違い直し
間違えた問題は「出来るようになるまで『解き直し』しましょう!」と学校や塾の先生から言われていると思います。
しかし、やった直後は正解できても、一カ月後、半年後(入試時期)に正解できるかが問題です。
きちんと問題の意味(主旨)を理解していないと、記憶が脆弱(ぜいじゃく)なため、すぐに忘れてしまうからです。
だから数学はもちろんのこと、理科・社会、英語に至っても「より記憶に残るような解説」をするように心がけています。
↓英語のノートの例
(英文の部分訳を同じ色の蛍光ペンで塗り分けると視覚で効果的に理解できる)
〈まとめ〉
あれこれ手をつけるより、一冊を完璧に理解することが合格への最短ルートなり!💮
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